「自分はいったい何がしたいんだろう」
「このままの人生で本当にいいのかな」
そんな風に、ふと立ち止まってしまう瞬間ってありますよね。
僕も30代半ばまで、「本当にやりたいこと」を見つけられず、ただ日々の仕事に追われる毎日を送っていました。
焦れば焦るほど、空回り。
気づけば、自信もモチベーションもどんどん下がっていたんです。
でも、そんな僕でも今は、自分の仕事に誇りを持って、毎日を前向きに過ごせています。
今回は、「やりたいことがわからない」と悩むあなたに、過去の僕が実践して効果のあった3つのヒントをお伝えします。
ヒント①:「好きなこと」ではなく「気になること」に注目する
「やりたいこと=好きなこと」
そう考えて、無理に「好き」を見つけようとする人が多いのですが、実はそれってハードルが高いんです。
僕も当時、「好きなことがない自分はダメなんじゃないか」と思い込んでいました。
でもある日、ある本に出会って、こんなフレーズに救われました。
「強い情熱がなくても、“気になる”で十分」
それ以来、好きかどうかはわからなくても、「つい目がいくもの」「検索してしまうこと」「人に聞かれると嬉しいこと」に注目するようにしたんです。
すると、少しずつ興味の種が見えてきて、行動の幅が広がりました。
「好き」を見つけようとしなくていい。
まずは「気になる」を拾い集めることから始めましょう。
ヒント②:「過去の自分」を思い出す
やりたいことが見えないとき、未来を探そうとしすぎて、かえって見えなくなることがあります。
そんなときは、逆に「過去の自分」に目を向けてみてください。
子どもの頃、夢中になっていたこと。
学生時代、周りより得意だったこと。
仕事で褒められた経験や、「なんだかんだ楽しかったな」と思える瞬間。
僕の場合は、小学校のときに友だちに「先生ごっこ」をしていた記憶がふとよみがえりました。
「人に教えるの、実は昔から好きだったのかも」
それが、今のコンサルティングという仕事につながっているんです。
あなたの「やりたいこと」は、未来ではなく、すでに過去にヒントがあるかもしれません。
ヒント③:「体験ベース」で考える
考えてばかりいると、やりたいことは見えてきません。
なぜなら、「脳内で考える」より「実際にやってみる」方が、圧倒的に情報が増えるからです。
僕は以前、やりたいことを探して「セミナー」「イベント」「ボランティア」など、とにかく体験を増やすことに集中しました。
やってみて「あ、これは違うな」と思うこともありましたが、少しでも「楽しかった」「もっと知りたい」と思えることがあれば、それを深掘りしていきました。
やりたいことは、「考えてから始める」のではなく、「始めてから見つかる」ものなんです。
一歩動けば、景色が変わる。
動かなければ、ずっと同じ場所で悩み続けるだけ。
まとめ
「やりたいことがわからない」と悩んでいるあなたへ。
その悩みは、悪いことではありません。
それは、自分の人生を大切にしたいという、誠実な気持ちのあらわれです。
だからこそ、焦らず、次の3つを試してみてください。
・「好きなこと」ではなく「気になること」に注目する
・「過去の自分」を思い出してヒントを探す
・「考える」より「体験してみる」を大切にする
やりたいことは、きっとあなたの中にすでに存在しています。
それに気づくのに必要なのは、「小さな行動」と「自分を信じる気持ち」だけです。
コメント